熊本市は九州の中央、熊本県の西北部、東経130度42分・北緯32度48分の位置にあり、金峰山を主峰とする複式火山帯と、これに連なる立田山等の台地からなり、東部は阿蘇外輪火山群によってできた丘陵地帯、西部は白川の三角州で形成された低平野からなっています。

気候は、有明海との間に金峰山系が連なるため、内陸盆地的気象条件となり、寒暖の較差が大きく冬から春への移り変わりは早く、夏は比較的長いことが多いようです。

内陸盆地的な地形のため寒暖の差が大きく、夏には「肥後の夕なぎ」といわれる蒸し暑い日が続きます。

熊本市は、サービス産業が中心の都市です。

そのほか、IC産業の集積、全国でも高い生産性を誇る都市型農業、水産業など各種産業が展開されています。

明治4年7月に入って、廃藩置県の大詔が出されると、肥後には、熊本、人吉の二県がおかれ、ついて同年11月改めて熊本、八代の二県となりました。

ところが翌5年6月熊本県は、ふたたび白川県と改称され、翌々6年1月には八代県が廃止されて、白川県に併合されたため、肥後全域は白川県の所管となり、熊本市には県庁が設けられました。

これは明治9年1月まで続きましたが、同年2月さらに改めて熊本県と称せられるようになりました。

このころ熊本城には鎮台がおかれ、市内には洋学校と、西洋医学の熊本医学校ができて熊本市は城下町としてにぎわいを見せていましたが、9年の神風連事件、翌10年の西南の役と引き続き大きな戦禍に見まわれました。

22年4月、市制が施行されるとこれまでの「熊本区」は、「熊本市」と改められます。

市制施行当時は、面積5.55平方キロメートル、人口4万2千余人を数えるに過ぎませんでしたが、近代的都市機能の集積や平成20年10月の富合町、平成22年3月の城南町、植木町との合併をはじめとする市域の拡大等によって、今や面積389.54平方キロメートル、人口約73万人にまで成長し、平成24年4月には全国で20番目、九州で3番目の政令指定都市へと移行しています。

平成23年3月の九州新幹線全線開業とこの政令指定都市移行による相乗効果により、九州中央の交流拠点都市として着実に発展しています。

政令指定都市移行後の新しいステージにふさわしいまちづくりとして、本市が有する熊本城を中心とした歴史・文化、73万市民の水道水源を全て賄う地下水や森の都と称される豊かな緑、豊かな農水産物、さらには、優れた医療環境や大学等の高等教育機関の充実など本市の魅力や暮らしやすさに更に磨きをかけ、「九州ど真ん中!日本一暮らしやすい政令指定都市くまもと」の実現を目指しています。

そんな熊本市のアクセスですが、市役所本庁と区役所それぞれを載せておきましょう。

◎熊本市役所 〒860-8601 熊本県熊本市中央区手取本町1番1号
・市電を利用の場合、熊本駅前市電のりばより健軍町方面「熊本城・市役所前」にて下車、徒歩1分

◎北区役所 〒861-0195 熊本県熊本市北区植木町238番地1
高平方面より
バスの場合、北区役所方面のバスに乗車「北区役所前」で下車

◎南区役所 〒861-4189 熊本県熊本市南区富合町清藤405-3
力合方面より
バスの場合、川尻を経由するバスに乗車「川尻町」で下車旧国道3号を南下するバスに乗り継ぎ「南区役所」で下車

◎東区役所 〒862-8555 熊本県熊本市東区東本町16-30
JRの場合、「新水前寺」駅より車で15分
市電の場合、「健軍町」駅下車、徒歩1分

◎西区役所 〒861-5292 熊本県熊本市西区小島2丁目7番1号
池上方面より
西区役所前を経由するバスに乗車、「西区役所前」で下車

◎中央区役所 〒860-8618 熊本県熊本市中央区手取本町1番1号
バスの場合、「市役所前」下車
市電の場合、「熊本城・市役所前」下車

なお、いずれの場所も車で行くことは可能ですが、省略致します。